大阪営業所の建物引き渡しは2026年1月に‐サカイ。目的は域内クイックデリバリー 来春までに在庫製品整える。

株式会社サカイ

株式会社サカイ

酒井社長

現在、東大阪市で、サカイ大阪営業所の社屋の建設が佳境を迎えている。
「建物の引き渡しが来年の1月。春までには、在庫製品を整えて、人選を経て本格的な活動に入っていく計画。最も注力したいのが『クイックデリバリー』で、当日対応可能なエリアを広げていきたい」との構想を述べながら「広島や四国も大阪営業所で対応していくことになる。今までになかった商材の提供に努めていくことも念頭にあり、活動を展開していく中で、販売店からの新たな要求に応えていきたい」との抱負を語る。

サカイは12月決算。今期の動向、特徴はどうか。
「2025年で括れば、売り上げベースで前年比若干のプラス。7月以降、後半から勢いが出てきて、受注、売り上げともに上向いてきた。ただ、価格改訂も予定されていたため、先食いのような需要も見受けられた」。
需要の変化という点では、大手メーカーによる「商品の撤退」に関わって、受注生産の相談、見積もり依頼が増えてきたと言う。
「今後の計画では、試作に携わるユーザーのような、小ロット受注でも、機動的に対応できるようにしていければと思う」。
いずれにせよ、来期からは、大阪営業所の新設による、サカイの西日本における活動強化がスタートする。成り行きに注目していきたい。