淵本鋼機が4月7日、8日にプロダクティブフェア開催。テーマは「難加工」
淵本社長
- 新潟、長野を中心に多様なユーザーを抱え、ソリューションビジネスを展開する新潟・長岡に本社を構える淵本鋼機を訪問、最近の主だった動きと、4月7日、8日と迫ってきたハイブ長岡で開催される「プロダクティブフェア」のポイントを淵本友隆社長に聞いてみた。
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- 決算は5月とのことだが、今期は旺盛な設備投資意欲が一段落した静かな雰囲気でスタートした。
- 「ただ、建機関連などの動きが出でくるなど一筋の光も見え始めている。そんな中、更なるユーザーの競争力向上に寄与すべく、3年前から実施しているフェアを通じて、来期への指針を打ち固めていきたい」。
- 切削工具のリピート性を重視しているためか、取り扱う商材の中で工具の占める比重は全体のおよそ6割。今期の売れ筋としてはSUS向けの「フラットドリル」が挙がった。
- 「金属加工の課題解決力強化のため、主力商品である切削工具に加え、治具やCAD/CAMなど、関連する商材にも注力するようになってきている。今回のフェアのテーマは『難加工ソリューション』。出展メーカーは46社を数えるが、各社それぞれに難加工の具体的なテーマを掲げて頂き、お客様と膝を交えての課題解決をお願いしている」と言う。
- 具体的に見てみると、ダイジェット工業は「高硬度加工」であり、サンドビックは「耐熱合金」、日進工具は「焼き入れ鋼」、ツールドインターナショナルは「高能率加工」・・・といった具合だ。 言わば、難加工の総合ソリューションを提供していく場となる。
- 「昨年は350人。今回は500人から600人の集客を目指す考えだ。多品種少量の現場に強みを発揮できる商社としての認知も上げていきたい」。
- 新潟の拠点として、他に三条営業所、長野では上田営業所、南信営業所がある。
- 「東南アジアにも広がっているユーザーへの対応として、2年前、タイ・バンコクに駐在員事務所を開設した。現在、海外販路を模索しているユーザーの海外ビジネスサポートも手掛けている」。
- 地方に根を張りつつも、グローバルな視点も堅持する。