サンドビックコロマント会開催。流通ビジネスは、対前年比プラスに。
高屋プレジデント
- 総会の冒頭で挨拶に立った白柳会長(大成社長)は「日工会は、内需5300億円と見込んでおり、悪い数字ではない。トヨタも160万台の新車を販売し、320万台の生産を計画している。機械が売れれば、工具も売れる」としつつ「企業の格差がさらに顕著になっていく年であり、サンドビック製品の販売を伸ばしていく好機も到来する」と述べた。
- 高屋プレジデントは「皆様のご尽力で流通ビジネスは前期を上回る結果となった。3月、10月にそれぞれ新製品を投入。また、四半期ごとに集中して拡販工具を選定し、第一ではコロターン300、第二では防振工具、第三ではフライス工具を伸ばしていきたい」。
- 旋削加工の常識を破る、との自信作として紹介された「コロターンプライム」は、4月からの販売スタートとなる。
- 成功事例発表では、三和精機の今村氏が登壇。自動車の1次サプライヤーのカムシャフト加工を対象に肩削りカッターの「コロミル390」を提案したケースになる。
- 「問題と言われたのが、不安定な工具寿命。生産量2倍へ、というのが目標だった。4枚刃仕様で、価格はこの現場で使われていた工具の2・5倍。『意味はあるのか?』と言われたが、既存設備で1・9倍の生産量に漕ぎつけ、付加価値の高さを実証できた。他社との違いを見せつけるという点では、インパクトがあったと思う」と括った。
白柳会長
優秀な成績を収めた各店代表に高屋プレジデントから相次いで表彰状と記念品が手渡された