OKK中部・西日本プライベートショー。「VM660R」で平面・溝・側面加工を実演
OKKプライベートショー会場内の様子
- OKKの中部・西日本プライベートショーが2月17~18日、OKK猪名川製造所(伊丹市)で行われた。
- 今回は、アフターJIMTOFとして、「実機をゆっくりと見て頂く」というコンセプトのもと、約700名が来場した。広報担当者が「見どころ」として紹介したのは、昨年のJIMTOF出展機である「VM660R」。
- 同機は、難削材加工を可能とするクラス最大級の重切削性能を特長とする。各送り案内面に剛性と耐久性に優れた角形すべりガイドを採用。一般部品加工からチタンなどの難削材部品加工まで対応する。主軸はギヤ3段切替式を採用。これを活かして低速回転域での高トルクを実現した。切り込み深さ12ミリの正面フライス加工も可能とする。
- 会場では、「VM660R」の実加工も。S50Cを被削材として、平面加工、溝加工、側面加工を実演。
- 平面加工にSECOツールの高送りカッタ、溝加工にはSECOツールのサイドカッタを使用。そして、側面加工には、タンガロイのねじ止め式直角肩荒加工用ラフィングカッタが使われた。
- 実演時は、会場内に加工音が響く。オペレーターに話を聞くと、「実演では、ツールの限界値で加工している。来場者からは、『見応えがある』と言って頂けた」という。
- この他、会場内には、合計7台のマシニングセンタ、「会場内に入りきらなかった」というJIMTOF出展機となる横形マシニングセンタ「MCH6300R」、5軸制御マシニングセンタ「HM‐X8000」の2機も工場見学で披露された。