機械要素技術展でトーカロイ=超硬合金を改めてアピール
佐藤所長(左)の意見を仰ぐスタッフ
- 名古屋の機械要素技術展への出展は、今回で2度目となる。
- 担当する佐藤仁所長は「昨年は、初回ということもあって、精密加工品と金型を押し出したが、今回は、原点に返って、トーカロイ=超硬合金のイメージを定着させようと考えている。その意味で、東海合金工業とトーカロイ双方を押し出していく考えだ」と語る。
- 出展品目で捉えれば、ドリルやリーマ用の「フルートのネジレ」に対応する設備が東海合金工業で整い始めるなか「成形した、その半製品と丸棒を比較して頂き、当社の差別化のポイントを肌で感じて頂きたい」と訴える。
- 松本優造社長によると「昨年の当社は、営業力アップのための『地固め』の年と位置づけ、グループである東海合金工業のメンバーと手を携え、総勢12人体制で、仕入れ商材の拡充にも努めてきた」という経緯がある。
- 展示会に話を戻せば、精密加工品も超硬化ニーズの高まりを受け、一工夫されたものが出展される予定。
- また「試作品を低コストで手掛ける、シンプルな『抜きの金型』の製作を通じて、コストや納期面で、他社との違いをご確認いただく」場面も。
- 愛知県という土地柄で見れば、製鉄関連を生業とする企業が多いエリア。
- 佐藤所長は「展示会では、超硬合金販売での認知度を上げつつ、今後、注力していきたいのが、スプレーノズルの分野。ノズルの『見せ方』の一例として、プレス金型で使用する油の塗布装置が挙げられる。そこに噴霧ノズルが取り付けられている。理想的なプレス加工の実現に向けた塗布装置の販売を通じて、ノズルの特性、特徴をご理解いただき、拡販していきたい」。