姫路のヤスヒラが19日、20日に播磨生産財フェア開催

株式会社ヤスヒラ

株式会社ヤスヒラ

安平亮社長

 

  •  1937年創業の、播磨地域の生産財専門商社、ヤスヒラが、創立80周年を記念して5月19、20の両日、「播磨生産財フェア」を開催する。

 

  •  安平亮社長は「社員に任せる、言わば現場目線での開催を意識して昨年末から取り組んできた。動員目標は600人。出展内容に工夫を凝らしながらも、来場者の方には、機能的で美観の上でも印象に残るような当社のオフィス、FA工場をご案内させて頂ければ」との抱負を語る。
  •  播磨地域に1000社を超える顧客を抱え、文字通り生産財専門のトップディーラーとして根を下ろす。
  •  「各種工作機械・工具の販売一筋に、多くの方に支えられ、着実な成長を続けさせていただき、7月7日に80周年を迎える。だが、時代の流れの中で、インターネット商売の比重が大きくなるにつれ、逆に当社では打合せが必要な商材にフォーカスするようになってきた」と言う。
  •  その象徴とも言えるのが、10年前に立ち上げた「FA部」だろうか。メカ設計、制御設計の要員を配置し、設計・製作のフォロー強化に乗り出した。
  •  FA装置ならヤスヒラへ、とのアピールは、たとえば、大手の自転車メーカーからの引き合い、受注に至る成果を見せてもいる。
  •  「5年前からは、部品加工の専任を置き、加工エンジニアリングにも注力するようになった。顧客の工場の工事も手がけている」そうだ。
  •  売り上げ構成では、20年前は切削工具などのルート商品(消耗財)が8割以上、残りが工作機械などで占めたが、現在は工作機械が40%、FA・加工部門で30%、ルート商品が30%と大きく変化している。売り上げ規模で見ると、20億円強から40億円へと拡大。3営業部制を採り、FA部、ルート商品営業部、機械営業部から成る。
  •  「FA部の活動も10年を数え、最近では生産技術の代行役を務めましょう、とのご案内も。人手不足の中、ロボットの具体的な活用も実践させていただいている」。

 

  •  営業スタッフは20代、30代が戦力となり、マネージャークラスでも40歳に届かない、若手が活躍する。  安平亮社長自身も年齢は33歳と若い。2009年に入社し、安平周一現会長から3年前に経営のバトンが手渡された。
  •  「2期前に12月決算へと変更したが、1クォーターを経た市況感では、今期も好調と予測できる。フェアでは、生産財関連の製品ばかりか、ご家族、お子様連れでもお楽しみいただけるよう、ホビー商品や家庭商品、趣味のお品までご用意させて頂いており、また、日産GT‐Rも出展致します。ご来場をお待ちしております」。

 

ヤスヒラのFA工場

ヤスヒラのFA工場

 

事務所内の様子

事務所内の様子