大阪上町機工会で、生産性アップへの提供で合意か
挨拶する柳川会長
- 大阪上町機工会の第66期定時総会が4月25日、大阪市内ホテルで開かれた。
- 席上、柳川重昌会長は、北朝鮮の動向や保護主義の傾向などの世界情勢に懸念を示しつつ、「昨年末から景気は良くなってきている。今後も良い状態が続くと思われる」と、述べた。
- その一方で、「廃業が増えている」と指摘。その原因について、「根底にあるのは、人口の減少。日本は数年前に人口減少に転じ、50年後には1億人を切る。人口減少だけでなく、それ以上に問題なのが、高齢者人口の増加だ。2050年には65歳以上が4割となり、生産人口も少なくなる」。
- また、労働規制についても言及。最近、社会問題として取り上げられるブラック企業について、政府はもとより、「社会的にも制裁が課せられる傾向にあるなど、厳しい状況にある」としつつ、「人口の減少、労働規制という中にあるからこそ、我々の出番である。生産性の上がるものを提供して、日本の生産性を上げる」と語った。
- 総会では、役員改選が行われ、柳川重昌会長(大阪工機)、西木利彦副会長(日伝)、大西宏明副会長(大西機工)の再任が発表された。