サンドビック・コロマントとPARC、デジタルマニュファクチャリングを先導するパートナー提携
- 「この協力関係で当社はデジタル加工における能力を大幅に強化する」副社長兼事業開発及びデジタル加工責任者Magnus Ekbäck氏
- 2017年4月20日、カリフォルニア州パロアルトおよびスウェーデンのサンドビケンーサンドビック・コロマントは世界的に有名なゼロックスのイノベーションセンターであるPARCとの戦略的研究契約(Strategic research agreement)を締結し、デジタル製造分野を強化。 PARCはサンドビック・コロマントに対し、シリコンバレーでの研究拠点と、デジタル製造分野の研究開発のための専門リソースを提供する。
- PARCとの戦略的研究契約締結 デジタル製造分野を強化
- PARCは、サンドビック・コロマントにデジタル製造における研究開発技術を実行するためのリソースを割り当てる。 また、サンドビック・コロマントは、高度なプロセス計画と減法製造による自動製造コスト見積りに関するPARCのソフトウェアのすべての知的財産(IP)と技術を取得する。
- 「この提携は、サンドビック・コロマントのデジタル製造分野とインダストリー4・0において魅力的なソリューションを開発するための長期戦略に沿った自然なステップです」と副社長兼事業開発およびデジタル加工責任者であるMagnus Ekbäck氏は述べている。「この協力関係で当社はデジタル加工における能力を大幅に強化するでしょう。」
- 「サイバーと物理の世界が一つになり、製造業はダイナミックな新しい段階に入っています。複雑で多様性のある産業は真の進歩のために大きなイノベーションを必要とします。」とPARCのCEOであるTolga Kurtogluは述べる。「完全な設計の自動化および複雑な製品製造に欠けていた部分は、長年にわたりPARCで開発されてきた設計と製造の統合です。これらのイノベーションを世界レベルで生かすために、サンドビック・コロマントとパートナーになれることは喜ばしいことです。」
- PARCは、およそ10年にわたり、デジタル製造分野で政府機関および商用顧客向けの技術開発をしてきた。 そのデジタル製造技術は、設計者や加工担当者がデジタルでの製品設計中に実際の製造プロセスの制約を理解し、設計段階の早期にサプライチェーンの潜在的な限界を特定することで、最終的に製品化までの時間を短縮し、製品全体の品質を向上させる。
- 戦略的研究契約は、PARCとサンドビック・コロマント両者の代表による合同運営委員会によって管理される。