立花エレテック決算、売上高1600億円、営業利益51億円
- 立花エレテックの平成29年3月期決算(連結)によると、売上高1602億1800万円(前期比1・2%減)、営業利益51億7200万円(同7・9%減)、経常利益53億4100万円(同6・9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益38億9300万円(同4・8%増)となった。
- 同社は、中長期経営計画「C.C.J2200」の基本戦略を推進するためキャリア人材の確保を積極的に実施し、販管費として3億3千万円を計上。この影響により、営業利益は減益となった。
- 売上高は、10%増となった前年とほぼ同水準で推移。渡邊武雄社長は、「前年並みを維持することができた。当期純利益については、株式売却も絡み過去最高を記録した」とした。
- 本紙に関連の深いFAシステム事業を見ると、821億2100万円(同0・1%増)、営業利益35億8100万円(同13・8%減)となった。
- FA機器分野は、半導体・液晶製造装置関連の設備投資が回復する中、プログラマブルコントローラー及びACサーボは弱含みに推移したものの、インバーター、表示器及び配電制御機器などの主力製品が堅調に推移した。
- 産業機械分野は、レーザー・放電加工機並びに工作機械が政府の補助金活用によって前期に大幅に伸長した反動により減少した。
- 平成30年3月期の連結業績予想(通期)では、売上高1650億円(前年比3%増)、営業利益52億円(同0・5%増)、経常利益54億円(同1・1%増)、親株主に帰属する当期純利益37億円(同5・0%減)とした。