大洋ツールが国興展で試作品のテスト依頼、新製品に弾み
国興展での大洋ツールのアピール内容
- 主力のキーシードカッタはサイズに関わらず全体的に動いていると言う。その需要をベースとしつつ、高萩敦之社長によると「昨年後半からの堅調な受注が、今期に入り、半期を終えようとする現段階でも継続している」そうだ。
- 先ごろ、長野で開催された「国興展」に出展し「刃幅0・095ミリによる1ミリの深さまで突っ込んで加工ができるカッタの試作に取り組んでいるが、社内テストのみならず、フィールドテスト実施のために来場者への協力を仰いだ」そうだ。
- 商品化には、ユーザーサイドの検証が必要不可欠であるが「これまでにも、Oリング溝用カッタやストリーム(エンドミル)などは、この展示会を活用しながら、商品化してきた実績がある。現場の声を集約することは、直接、顧客満足度向上に通じる」。
- 因みにOリング溝用カッタは、安定した動きを見せているばかりか、3月末には、まとまった受注があったそうだ。
- 「2017年の市況は、良好と捉えられるだけに、次の設備の可能性を探るためにも、踏ん張りどころ。ローダー対応などの自動化設備、その能力増強を描いている」。 だが、設備は半ば人とセット。
- 「他社も同様と思うが、人の手当ては避けられない。職業訓練校などへの求人、インターンシップの受け入れ、共同求人募集への参加等、いろんな可能性を探っている」。
- 大洋ツールの東京・大田区にある工場には、代理店のスタッフばかりか「認知度アップのために、ユーザーの方にも足を運んでもらえるよう、していきたい」。
- 社内外問わず、人間関係が、「仕事」を運んでくる。会社の伸びしろは、ひとえに貴重な人材にあることは論を待たない。