微細加工用ヒルトラインをメカトロテックでアピールするライノス
若林駿さん ヒルトラインの前で
- 課題になりつつあるのは納期対応‐そう語る東野部長。特殊対応が増えてきたことやスポットでまとまった数量が求められる頻度が高まってきたことも、納期に神経をとがらせる要因に挙げられたが、対前年比でこの間の売り上げをみると10%アップで推移しているそうだ。
- メカトロテックの「目玉」に据えられたのは、ステンレス製のクーラントホース「ヒルトライン」。耐久性はもちろん、高圧クーラント、機械振動、切りくずなどによるホースの振れがなく、ピンポイントでクーラントを供給。工作機械メーカーのオプション搭載にも挙げられているが、従来からの内径2分の1インチ、4分の1インチの各サイズに加え、今回、新たに微細加工用として8分の1インチをラインナップ、他社にもないサイズを追加したことが目を引くことになる。
- 「ヒルトラインを取り扱い始めておよそ3年が経過した。採用頂いているユーザーは大手が中心。評価がそのままリピートオーダーに結びつく好例になっている、成長商品だ。メカトロテックでは、中小レベルのユーザーまで浸透させていくことが訴求のポイントになる」そうだ。
- ブースではヒルトラインの新しいパンフレットも用意されることになる。 従来よりフライス加工のユーザーが対象となることが多いが、ヒルトラインは研削盤・自動盤加工ユーザーへの導入実績も高い。
- 「ブースでは、動画を見て頂きながら、刃物も含めて提案させて頂く。バリ取り、面取り、さらにはドリル加工とリーマ加工の、最低でも2工程以上を1工程に集約出来るMEGAドリルリーマーなど、特殊サイズを含めた対応などが顕著になってきた工具も紹介していきたい」。
- 最後に、東野部長に東西の大手ユーザーの特徴を跡付けてもらうと「東日本は、商品性能や特性から評価し、次にコスト面やテストも含めて採用・不採用の判断をすぐにしていく。西日本は、まずはコストメリットがあるかを評価し、次に商品の性能や特性を中長期的にテストして良好なら採用になる傾向にある」ようだ。