滝浪幸紀名古屋支店長に聞く 3月以降、自動車エンジンの関連で設備が急伸
滝浪名古屋支店長
- 対前年で50%の伸び 自動化にはアクチュエータ、Nextage等を提案 地震対応では免震用テーブルも
- 中部エリアの状況について滝浪幸紀名古屋支店長は「今年3月以降、自動車業界を中心に自動化及び設備増強向けに主力製品であるLMガイド、ボールネジの需要が伸長。前期末比+50%以上のご注文を頂戴している。」と言う。
- 急速に高まった需要に対し、リードタイムが長くなってきている。改善要望が、特にTHKでないとダメ、というユーザーから集中している。
- 「メカトロテック会場でも、図面を持参して、困りごとの相談にお見えになられているユーザーさんも。自動化ニーズに対しては、アクチュエータ、ロボット(Nextage)を通じて、提案させて頂いている。特に、『人との協働作業』を特長としているNextage用に豊富なオプションを準備し、現場ごとの細やかなニーズにも対応できることを強くアピールしている」。
- また、頻発する地震への対応として、同社の免震装置は益々、注目されているが「巨大地震の際でも、近年の建物はほとんど倒壊しないが、すぐに事業を再開させる為に重要なサーバーや生産に影響する重要な機器類、室内の備えに対し、免震用テーブルを用意させて頂いている。床への免震を考慮頂くことで、人の生命に次いで大切な『情報』を守っていく手立てに繋がっていけば」といったTHKならではの提案も目を引いた。
- 半導体製造装置、航空機関連、自動車・・・中部エリアにフォーカスした場合でも「全業種活況」を確認できる。
- 「自動車そのものが、半導体をはじめとする電子機器の塊になりつつある。その意味でも半導体・電子部品分野は、益々、ヒートアップしていくものと見られる」。