オーエスジーのスレッドミル「AT1」がAブランドに仲間入り
新たなスレッドミル「AT‐1」の特長を説明する依田氏。
- メカトロテック初日の10月18日、オーエスジーブースに報道陣が詰め寄せた。製品開発の担当者から、その見どころを紹介する企画の一環だったが、なかでも、ひと際、注目されたのが、このほど、Aブランドに仲間入りしたスレッドミル「AT–1」だっただろう。
- 開発テーマは、加工時間が遅く、2パス以上の加工が必要という従来のスレッドミルに対する挑戦だった。
- 開発を担った依田智紀氏は「溝のねじれを左にして、めねじのシャンク側からアプローチすれば『倒れ』が軽減されることに糸口を見つけ、結果、1パスで加工を終えられるようになった。ただ、そのプロセスでビビリが発生してしまうため、対処として、不等分割・不等リードの形状にする。これですべて解決した」と語った。
- 溝を左ねじれにし(特許取得済み)、不等分割・不等リードの形状にする。そしてコーティングには「EgiAs」の採用を予定している。
- 「1パス革命との印象を持って頂き、『「ワンレボ』という言葉をを広めて頂ければ」と依田主任補は、屈託のない笑顔を向けた。
Aタップの性能をアップさせるホルダを参考出展