立花エレテックが過去最高の利益更新〈第2四半期〉連結
渡邊武雄社長
- 立花エレテックの第2四半期決算によると、売上高は対前年同期比9・1%増の829億4千万円、営業利益は同21・3%増の27億2千万円、経常利益では同30・9%増の29億1千万円、親会社株主に帰属する純利益は同29・9%増の20億円となった。
- セグメント別では、本紙と関連の深いFAシステム事業で前年同期比6・3%増の480億5千万円、営業利益は同24・5%増の19億7千万円。同社が得意とするサーボ、PLCなどFA機器部門をはじめ、産業機械分野の放電加工機、工作機械などが伸長した。
- 渡邊武雄社長は「利益は過去最高を記録。半導体を含む電子デバイス部門が絶好調だが、総じて動きが良く、マイナス要因は見当たらない」と語った。
- 下半期については「依然、好調に推移すると見て、通期の売り上げは、上半期で50億円以上の伸びがあったこともあり、1700億円は目指したいと思うものの、業績予想を据え置いた。顧客である神戸製鋼所からの受注案件が計画通りに進むのか、今後の行方が不透明だからだ」とコメントした。
- 連結の業績予想では、売上高が対前年同期比3%増の1650億円、営業利益は同0・5%増の52億円、経常利益は同1・1%増の54億円、親会社株主に帰属する利益は同5%減の37億円となっている。