タイ市場では旋削用工具の売れ行き順調。自動車生産の上昇で、新たな金型需要を期待‐ダイジェット工業
タイ事務所の和泉マネージャー(左)と佐藤スタッフ
- 20年以上の付き合いという、ダイジェット工業のタイの代理店、タイワースのタイメタレックスブースを訪問。タイ事務所に駐在する和泉敬一郎マネージャーに、タイ事情をヒアリングした。
- 2014年をピークに、タイ市場は、徐々に失速してきたと言ってもいい。
- 「ただ、ようやく、2、3か月前から、自動車の生産が、買い替え需要を背景にアップしてきた」と和泉マネージャーは、タイ経済にフォローの風が吹き始めたことを意識する。
- 「日系自動車メーカーによる、新たなデザインの具体化によって、新たな金型の需要を喚起してくると考える。期待を膨らませない訳にはいかない」と顔をほころばせ、金型加工用工具の伸長を予測する。
- その一方で「日本市場とは違って、タイでは、旋削用工具の売れ行きがいい」との、タイならではの特徴を付け加える。
- 前国王の「喪が明けた」ことを受け、メンタル面で、景気好転を後押しする空気が漂い始めた。2018年の市況回復本格化を望まない訳にはいかない。
- 参考までだが、タイ事務所の管轄は、中国、台湾、韓国を除くアセアンエリア。インドも対象になる。
ブースではミラーボールなどを出展