ロボテックス展には、不二越製協調ロボット「CZ‐10」を出展。広がる中国製品群、売り上げの8%にー京二

株式会社 京二

株式会社 京二

井口宗久社長

 

  •  京二会が昨年の12月1日に開催され、井口宗久社長は、前期決算(9月)の内容をはじめ、ロボット・自動化への取り組みや拡大する中国製品、関西サテライトの設立等について言及した。

 

 

  • 前期決算については「売上高は前期比3%増の47億5千万円、営業利益が同32%増の1億3千万円、経常利益で同16%増の1億6千万円と、増収増益の結果となった」と報告。その理由として、全般的に好調に推移したと指摘しつつ「特に中国製品の10%アップやプラント関連の伸びが大きく影響した」と語った。
  •  今期の計画については「売上高48億8千万円、営業利益で1億1千万円」を計画。重点取り組みとして「ロボット・自動化機器の拡販、中国製品の拡販、新規顧客開拓、対応エリア拡大」を掲げた。
  •  特にロボット・自動化への取り組みでは、1月17日から3日間、東京ビッグサイトで開催されるロボテックスに出展。ロボット導入への支援相談や不二越製の新型協調ロボットの紹介をテーマに臨んでいく。
  •  「10年前から注力してきた中国製品は、超硬工具を皮切りに、PCD工具、CBN工具へと広がりを見せながら、さらにバリ取りツール、砥石、鋳物部品等、製品群に厚みが増し、今や売り上げの8%のシェアを占めるまでになっている」と言う。
  •  カーメーカーでの実績は、グループ展開、横展開に繋がっており、提案する商品群の豊富化に繋がる「原動力」の役割も果たしてきている。
  •  新規開拓では「前期が34社となり、新規売上比率7%。今期は同5%を計画している」とし「関西サテライトの設立は目前。神奈川エリアの主力顧客の関西への生産拠点移転・統合に対応するものであり、西日本の商社活動で何が通用するか、リサーチの意味合いもある」と説明した。

 

  •  建て替え中の本社社屋は、基礎工事を終え、8月末竣工を予定している。
  •  「1階が商品倉庫、2階から6階までが事務フロアで、一部をテナントに、また、事業が拡大すれば、ロボット・ラボの設置も検討している」との計画も明らかにされた。
  •  今期も悪くない状況が継続すると予測するが「安泰と考えずに、我々商社の存在が問われる中、これまで以上に気を引き締めていきたい」と締め括った。

 

京二会

京二会

 

寺内宏ロボット推進室長

寺内宏ロボット推進室長