三井精機工業「MTF2018」。航空機エンジン加工向けに「Vertex100」を参考出展

三井精機工業株式会社

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本社で開催されたMTFでVertex100が参考出展された

 

  •  三井精機工業の「2018MTF」が、本社、名古屋、大阪と実施され、特に本社は高速道路の通行止めとそれに伴う一般道の大渋滞といった厳しい条件が重なったにもかかわらず「932人という来場者を得て、心から、大変、ありがたく思っている」と広報担当者からの謝意の言葉が重く響いた。

 

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  •  今回は参考出展だが、航空機エンジン部品の大型ブリスク加工向けに「Vertex100」が披露された。
  •  「3m×4・2mの設置スペースで、最大径1250mm×高さ850mmのワークが積載可能。北米のジェットエンジン部品メーカーからの要望で開発、これからテスト段階に入っていく」と言う。
  •  工作機械部門では、Vertexに代表されるマシニングセンタ、ジグ研削盤、ねじ研削盤等をラインナップしているが「受注量に生産量が追いつかない状態で、納期の長期化も」とコメントする。
  •  名古屋でのトヨタ自動車のセミナー「次世代に向けた新しい設備づくり~3Dツールの活用と働き方改革~」は300人以上の聴講者が詰めかけ、MTF史上、最高の動員となったようだ。
  •  また、大阪では川崎重工業のガスタービン・機械カンパニー生産統括部から三島悦朗部長が「航空機エンジン部品の加工と今後の展望」で講演。受注機だけで市場のキャパで見れば7年~8年分、今後、20年間で4万機の生産が見込まれている航空機業界を展望した。