日本でのマーケットシェア10%目指す‐ヤン・ババツ社長。JIMTОFでは、工具管理システムの提案も

ヤン・ババツ社長
- 昨年の10月2日にグーリングジャパンの社長に就任して半年が経過するなか、自社への認識や目指すべき姿などについてインタビューするとともに、その「横顔」にも迫ってみた。
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- 前職はドイツに本社のある大型旋盤メーカーの日本支社長、ワルタージャパンのメンバーだったこともあるヤン・ババツ社長。その意味では、工具にはすでに馴染みがある。
- 「ドイツの学生時代から日本が好きで、住んでみたいと思っていた国。ワルタージャパン時代は、オーエスジーと関りを持ち、現在の幹部の方もよく知っている」と言う。
- 横浜に居を構え、日本人の奥さんとの間には、お子さんが2人。日本語、ドイツ語を話すバイリンガルだそうだ。
- 「グーリングジャパンのいいところは、あまり本社から縛られることがないところ。任せる姿勢が強い。自動車産業との付き合いが深いが、提案活動含めたアプローチは自由度が高い」。
- 加工時間の短縮で成果を上げているHRリーマほか、エンドミルのRF100Speedやdiverなどもロングセラー商品として定着。客先での差別化商品として、グーリングジャパンから提案できる商品の幅も広がっている。
- 「今秋のJIMTОFでは、ツールマネジメントシステムを提案していきたい。いわゆる工具管理のツールで、工具がどの機械に搭載され、何を加工しているか、その摩耗状況はどうか等、生産現場でのニーズにフィットしていく商材だと考えている」。
- グーリングジャパンの販売方法は、流通機構が8割を占め、再研磨、ОEM対応と分けられる。
- 「就任しての抱負はマーケットシェア10%。現時点で年商20億円をベースに高みを展望していきたい」。