独代理店「TECNО.team」のショールームに機械を設置、今後6台に増やす。

株式会社 シギヤ精機製作所

株式会社 シギヤ精機製作所

出展されたGPV‐10‐20Rと並んで撮影に応じる鴫谷社長

 

  •  独・グラインドテックで、シギヤ精機の代理店である「TECNО.team」ブースに顔を出し、アテンド中の鴫谷社長を訪ねて、今期の「締め」を伺いながら、欧州での取り組みについて取材した。

 

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  •  受注は過去最高、売り上げも過去最高レベルに近い-との、好調に推移した前期の大枠について語りながら、鴫谷社長は「特に中、大型機に対する受注が増えたことが挙げられようか。産業で見れば自動車関連が多く、ワールドワイドでの展開が進んでいる分野だけに日本での実績が大切になってくる。ロボット関連も忙しかった」との内実に言及する。
  •  シギヤ精機の現状の内外需比率は、およそ6対4。国内比率の方が高いが「アベノミクス以降、内需が増えてきた」影響が大きいようだ。
  •  「為替の変動による国内回帰の動きを注視していきたいが、当社のスタンスとしては、国内外シェアをイーブンにしていくことを理想と考えている」。
  •  イギリスを皮切りに欧州市場への取り組みは、早かったと言う。
  •  現在の独・代理店であるTECNО.teamについて「エリアを問わず、サービス網、販売網を充実させていくことが何よりも重要になる。1997年のEMОショーで、デンマークの研削盤メーカーとのご縁で、知り合い、1999年に代理店契約を締結。現在は、ショールームに当社の機械を置いて、顧客への浸透、アピールの一助にしている。欧州全体を見渡した時、東欧需要が高くなってきており、今後の伸びしろとして、注力していきたいエリアになっている」。
  •  グラインドテックでは、「GPV-10-20」と「GAE-30C.50」の2機種を出展。
  •  GPV-10-20は、生産ラインの省スペース化に配慮し、コンパクトボディーを追求すると同時に、右操作盤仕様のRタイプと左操作盤仕様のLタイプを揃え、複数台の設置でも多彩なレイアウトアレンジによる自動化も可能にしている。
  •  一方、GAE-30C.50は、アングルヘッド砥石、テーブルトラバースタイプの同時2軸制御のアンギュラ円筒研削盤として、「シンプルな操作、仕上げはエキスパート」を標榜する。
  •  両機種とも、ブースでは、小物部品加工業者へのアピールに努めていた。

 

GAE‐30Cも出展された

GAE‐30Cも出展された