オーエスジーがインターモールド大阪で多彩な提案。完全オーダーメイドもアピール
完全オーダーメイドのアピールも
- オーエスジーのインターモールド出展ブースに足を運ぶと、多彩な新提案に目が留まった。ランダムながら、列挙していこう。
- まず、広報担当者から案内されたのが超硬フラットドリルで市場深耕しているADFに、今夏から油穴付きがリリースされる。 「オイル穴付きなのでその名も『ADFО』。径3mmから20mmまでをラインナップ。基本的にコンマ1刻みで揃えていく」そうだ。
- オーエスジーと言えば、その原点はタップ。なかでもAタップは、イチオシ製品に挙げられるが、ツーリングメーカーとの協力で、Aタップの性能をさらに引き出していく「シンクロマスター」が6月から登場する。つまりAタップ+シンクロマスターによって、軸方向の加工負荷を低減させ、工具の長寿命化、ねじ立て深さのバラツキを抑制していく。技術的にはシンクロマスターの「金属弾性機構」搭載が「ミソ」になるようだ。
- 昨年のメカトロテック辺りから「ワンレボ」という、言葉が飛び出した。左ねじれを採用して2パス加工を1パス加工で行えるスレッドミル「AT1」のことだが、インターモールド大阪開催とほぼ連動して発売が開始された。
- 2016年のJIMTОFで披露され、ミーリングの新たなスタンダードとして好評を得ている「AE‐VMS」シリーズには、ショートタイプ径16mm、20mm、25mmが追加され、スタブタイプ径1mm、1・5mm、2mm、2・5mmが今夏、追加される。
- 「今回のインターモールド大阪の目玉と言えるのがフェニックスエンドミルシリーズ『PHX』に176ものアイテム追加を行うことのアピール。順次、市場投入していく考えだ」。
- 新たに投入されるのは、ロングネックディープフィーダーブルノーズ、ペンシルネックディープフィーダーブルノーズ、そしてペンシルネックディープフィーダーボール。
- 「低速回転切削技術の切削条件算出ソフト『KC‐TООL』を活かしていく面もある」と言う。
- 最後になるが、オーエスジーの協力工場とのコラボレーションで完全オーダーメイドの工具の提案もなされた。西部営業部が窓口。
- 「速さ・Quick、追求・Quest、品質・QualityのQ3ブランドとして、認知度を上げていければと思う」。
「ワンレボ」のAT‐1がついに拡販スタート
176アイテムが追加されるフェニックスエンドミルシリーズ
超硬フラットドリルADFに油穴付きが登場する