原点とも言える「超硬素材」アピール全面展開-トーカロイのインターモールド
ブースイメージ
- インターモールド初出展となったトーカロイは、超硬合金素材などを製造するグループの、東海合金とのシナジーを追求する場として活用していく方針を採る。
- 佐藤仁所長は「4月に大阪で開催されたインターモールドに、グループの本山合金が出展した。来場者からは、切削工具に高い関心が寄せられたと聞く」との需要を踏まえ「当社販売品目の原点とも言える超硬工具をテーマに、小ロット対応やフルートの深掘りなどの特殊形状に持ち味を発揮できる東海合金の超硬素材について、全面的にアピールしていく」と言う。
- だが、ブースで掲げられるキャッチテーマは「超硬合金+(プラス)」としており、これまでの取引で培った「プラス」も念頭に置いて頂ければ、とのニュアンスも滲ませている。
- 「当社の地場であり、需要が高いこのエリアで、精密加工、試作、応力解析、共同開発のサポート・・・を軸に、ご相談させていただける機会も設けていきたい」。
- 6月決算で、7月から54期に入るトーカロイ。
- 松本優造社長は「景況の良さに支えられ、増収増益となる見込み。新規が少しずつではあるが、着実に増えていくなど、顧客の拡大が、そのベースを成している」と総括しながら「来期は大台を目指せるよう、新たな取り組みにも着手していきたい」と抱負を語った。