立花エレテック決算は「営業利益と経常利益が過去最高」、今期売上高最高の1820億円に挑戦

株式会社立花エレテック

 

  •  立花エレテックの平成30年3月期の連結決算は、売上高1783億2400万円(前年同期比11・3%増)、営業利益で63億9500万円(同23・6%増)、経常利益は66億500万円(同23・7%増)、親会社株主に帰属する純利益は45億3900万円(同16・6%増)となった。

 

  •  渡邊武雄社長は「大幅な増収増益となったが、半導体や半導体製造装置関連で設備投資需要が旺盛で、電子部品を作る機械装置関連でインバータやシーケンサなどが好調であった。FA部門で65億円、半導体関連で68億円伸長するなど、全体で181億円の伸びに繋がり、特にFAシステム事業は、1000億円の大台に乗せ、子会社、海外でも業績を拡大した」そうだ。

 

  •  本紙と関連の強い産業機械分野では、レーザー加工機、工作機械、および製造ライン向け自動化設備が好業績を残した。
  •  今年度は「もう少し伸ばそう」との総意のもと、売上高で35億円積み増しして1820億円と設定。「過去最高の売り上げ数字に挑戦していく」目標を掲げた。営業利益は64億5000万円、経常利益は67億円、親会社に帰属する純利益では46億円を目指す。配当は44円を予想する。

 

  •  「4月に入り、足元では、計画を上回っている」状況にあるが「注残消化している分も相当ある」と指摘する。
  •  3か月先の読みの難しさ、海外の動きの読みづらさにも渡邊社長は言及した。