三菱マテリアル特約店会実施。「今期売上10%成長目標にスタート」
中村伸一加工事業カンパニープレジデント
- 三菱マテリアル「DIA EDGE特約店会」が九州を皮切りに全国4拠点で開催された。
- 冒頭、中村伸一加工事業カンパニープレジデントは挨拶の中で、グループ会社の品質コンプライアンス問題に触れ、襟を正していく姿勢を明確にしたうえで「当カンパニーは、社内の中期経営戦略において成長促進事業と位置づけられており、市場以上の成長が期待されている。汗をかいていくことが重要なビジネスであり、その結果が数字になる。今期は売上10%成長を目標に走り出した」と語った。
- 投資は「これまでで最も高い数字を計画」(中村プレジデント)しており、設備はじめ、テクニカルセンターの充実、ドリル、インサートなどの供給力向上を謳う。高品質+最先端という意味を織り込んだ新しい「DIA EDGE」ロゴも4月から展開させている。
- 「タイの洪水、東日本大震災などの影響で低迷し、主要工具メーカーとの開きがあったが、様々な活動によって、顧客からも『開放的・親しみやすい』といったイメージを得ることに成功した」。
- また、8年ぶりに国内営業に携わることになった金子善昭営業本部長は「4月、5月ともに好調な滑り出し。主力のインサートの安定供給という点では、在庫サービス率96%~97%で推移。生産は20%アップを目標に据えた」。
- このほか、超硬ソリッドドリルの増産計画、エンドミルの早期注残解消に言及した。
- 「テクニカルセンターは、これからインドや独・シュトゥットガルトを新たに立ち上げる」としており、顧客サービス向上に、ソリューション提供・技術面からのサポートも強化していく方針だ。
- 休憩をはさんで、ツールズ・オブ・ザ・イヤー賞ほか年間表彰が行われ、金子本部長から成果を称え、記念品が特約店代表に手渡された。
- 流通営業方針について堀江武夫部長は、新たなブランドの市場浸透をはじめ、新製品の拡販、直需と流通を横断的に動く専任部隊の設置ほか、キャラバン活動の新展開、価格改定などについて触れた。
- その中で「拡大傾向にある自動盤、小型旋盤向けにレパートリーの拡大、拡販活動の推進を行っていく。また、キャラバン活動では定価ベースで4億円の実績をつくっていきたい」との意欲を見せた。
- 今期から、新しいロゴのもと、特約店会は「DIA EDGE特約店会」に改称された。
ツールズ オブ ザ イヤー賞を授与された淵本鋼機社長
東日本特約店会の懇親会でも新たなロゴマークが高々と掲げられていた