Cominixが名古屋ロジスティクスセンター稼働開始。7月20日に開所式挙行。「速やかな納品は欠かせない」(柳川社長)
意欲を語る柳川社長
- 国内販売店の満足度アップを図るうえで速やかな納品は欠かせない‐Cominixは、大阪、北関東に続いて、名古屋ロジスティクスセンター(名古屋市昭和区)を開設。7月3日から稼働スタートさせたのに伴い、20日には主だった仕入れメーカーの代表を招き、開所式を挙行した。ものづくりのまちであり、様々な産業が集積している活況の地、ここ名古屋を外すわけにはいかないとの強い信念が、名古屋ロジスティクスセンターの開所には込められている。
- 開所式で挨拶に立った柳川社長は、「利便性の高いロケーションを確保できたが、今後はみなさまの力をお借りしながら、中部地区へ攻勢をかけていきたい」との意気込みを語り、記念のテープカットに臨んだ。 名古屋ロジスティクスセンターは、面積1024㎡。延床面積777㎡、現時点での在庫アイテム数は約2万5千の規模となるが、8月半ばまでにさらに3万アイテムにまで充実させていく計画だ。
- 倉庫業務は最終的には人手による棚入れ作業が基本。
- 「同じ業者さんの商品は隣合わせにならないようにしています」‐これは、ヒューマンエラーを未然に防ぐための対処であり、また、搬出・搬入の頻度の高い商品については棚幅を広く設置するなどの、創意工夫がみられる。データ化により全営業所から在庫状況が確認できるため、必要に応じて商品を出荷できる、そのメリットを強調しない訳にはいかない。
- ロジスティクスセンターで、最も意を尽くしているのは、半ば、当然ではあろうが、商品ラインナップ。この「原点」を常に忘れない姿勢にこそ、他社と差別化できるCominixの存在感がある。別言すれば、ラインナップを充実させることで、はじめて売れ筋が売れるという「イロハ」を実践的に理解している、今では数少ない商社。「販売店への対応ばかりか、運用を手助けするロジスティクスセンターでありたいと考えている」ことに共感を寄せる人は多い。
- 取引先からも「顧客の近くに立ち、よい商品をより早く届けるか‐物流戦争に打ち勝つにはロジスティクスセンターの存在が不可欠であり、1日、半日、数時間を短縮していくことでビジネスチャンスが広がる」との強い支援の声が挙がった。
- 柳川社長は「みなさまの新たな戦略を発信していく場でもありたい。ロジスティクスセンターでできること、その可能性について、問いかけていただければ幸いだ。『新しい酒は新しい革袋に盛れ』という言葉もある。どうか、ご提案をお願いしたい」と締めくくった。