JIMTОFでもアピール、NKワークスが拡販中の独・GDS社製工具研削盤用チャック「マイクログラインド」。
マイクログラインド
- ツールホルダーやチャック、バイスなど、工作機械周辺機器の輸入販売、提案で定評のあるNKワークスから、工具研削盤用の精密クランプシステムが提案されている。
- 販売の一翼を担う河村泰之課長は「昨年のEMОショー視察で、各ブースを訪問する度に『何か面白い商材は?』とヒアリングしていくなかで、GDS社のチャック、マイクログラインドに話が及んだのが、そもそもの始まり」と言う。
- ワルター製の各種工具研削盤向けが8割を占め、振れの調整ばかりか、倒れの調整ができることも魅力、と河村課長は訴える。
- 「EMОショー終了後の11月には、すでに総代理店となり、テクニカルトレーニングに臨んだ後、デモキットを購入。今年から日本で販売スタートさせた」そうだ。
- SK50と言う欧州の規格に対応するが、アダプターを装填すればBT50での対応も可能だそうだ。
- 「このチャックにコレットを組み合わせていくことで、φ3ミリ~20ミリまでのクランプ径に活用でき、しかも交換が容易で調整不要。チャック本体に倒れ調整機構が搭載されているので、コレット交換しても精度が変わらない。2ミクロン以内に収まっている」。脱着も短時間で済む。
- 6月以降、販売の成果が出始め、測定機のヘリチェックにも適用可能なことから、「既に導入した顧客様も」出てきた。
- このマイクログラインドに専用のコレットという組み合わせばかりか、ハイドロチャック、HSK63、ナン社のコレット、さらにシャブリン社製にも適用可能になっている。
- GDS社は、もともと、砥石アダプターのメーカーとして有名なドイツメーカーだそうだ。 紹介・NKワークス NKワークスは、1976年に日東交易として設立され、日本の生産財商社として、工作機械の周辺機器、ツーリングの販売をスタート。
- 現在のNKワークスに変更されたのが2006年で、期しくも、この年には機械要素部品の設計製作拠点として「つくばR&D」が竣工し、エンジニアリングの点でも、差別化できる商社としての地歩を築いている。
- 翌年の2007年にはチップコンベアメーカーの「NKシスト」が設立され、2014年には「京都新工場」、さらに2016年の創立40周年に〝機械加工工場〟「NKジョブショップ」が立ち上げられるなど、顧客ニーズに対応した経営資源の具体化にも尽力し、設計製作拠点、メーカーの顔も併せ持つ、エンジニアリング能力で差別化を展開している。
- 取り扱い商材では、スイスチャックの研削盤用精密チャック、ブルックナーの回転/固定センター、WTO高剛性回転ツールホルダー、クーラントの周辺機器ではクノール製高圧クーラントポンプ、計測機器ではハイデンハイン、工作機械は、サンネンのホーニングマシン、HAASの旋盤、及びマシニングセンターなどが挙げられる。