短納期対応の戦略機種を出展するシギヤ精機。納期=付加価値を意識

株式会社 シギヤ精機製作所

 

  •  好調に推移する受注環境は、長納期化への対応を迫っている。シギヤ精機製作所も例外ではない。
  • 「JIMTОFでは3機種の出展を予定しているが、『GMP‐30.30』というCNC円筒研削盤は、仕様のパッケージ化により、打ち合わせ時間、設計、製造のリードタイム短縮で、短納期対応可能な機種としてリリースしていく新製品となる」と、納期で差別化できる機種の出展に言及する。
  •  量産ライン向けの円筒研削盤で、自動車や電機関連部品分野に照準を定めるなか「当社初の試みとして、専任の設計、組み立ては、それぞれのスタッフを配置。GMP要員として対応していくことになる」戦略機種。
  •  「GMP‐30.30」で顧客からの評価が高まってくれば、他の機種への横展開も検討していくと言う。
  •  コンプレッサや減速機をターゲットにするのが偏心ピン研削盤の新たなモデル「GPEL‐30B・25」。従来の「GPEL‐30・25」のフルモデルチェンジ機で、「両センターで加工したい」というニーズに応えていく。
  •  3機種目は、マイスターハンドル付きの円筒研削盤「GPH‐40B・100」。
  •  「デザインを一新し、新型の新機能は、いっそう安全で使いやすくした」のが特長だ。
  •  納期=付加価値という図式は、ユーザー側から見れば、今や常識。短納期対応という新たな試みに踏み切る「GMP‐30.30」への手ごたえを楽しみにしたい。