研削加工をトータルで提案する岡本工作機械。CAMやチャックなど周辺機器も充実させている。
渡邊営業本部長
- ファインバブル発生装置「TWIN-BIX」
- 真空チャック
- 成形研削盤として初めての3次元同時3軸、同時5軸用CAM…
- 研削盤のみならず、研削加工をトータルにJIMTОFで提案した岡本工作機械製作所。 渡邊営業本部長は「周辺機器を充実させていくことで、研削盤本来の能力が引き出されていく。例えばTWIN–BIXの効用。砥石の両方の隙間に水が流れ込み、研削熱を抑制するとともに、切れ味もキープされる。結果、深切り込みが可能となり、高能率化へと導かれる」。 見た目的には「火花の出具合」が違う。
- 脆性材など、「掴む」ことが難しい被削材については「真空チャック」が名指しできようか。ブースでは常に人だかり状態だった。
- 同時5軸制御の平面研削盤に目を移すと「成形研削盤として初めての3次元同時3軸、同時5軸用CAM」の具体化に接することができた。
- もちろん、研削盤自体の進化も留まることを知らない。
- 全自動平面研削システムは「PSG63CA3‐SELF」として発展を遂げ「取り代をセットすれば、AIによって機械自体が加工条件を考えて、実践してくれる」段階を迎えた。オペレーターのスキルレス、無人化追求の「極地」の例になろう。
- ブースにお目見えした、モールドベース・セラミックス・工作機械部品のお客様をターゲットにする、大型の平面研削盤「UPG208CHLi」は、やはり高速クラウニング研削が見どころだった。
- 「テーブル反転速度は40m/min。動きの良さを体感いただけたかと思う」と渡邊本部長は語る。
- 「2018年を現段階で振り返れば、受注はハイペースが継続しており、対前年比で150%。半導体装置販売も好調である」と総括する。