成果に繋がる「買い替えキャンペーン」継続へ。ワルターエワーグジャパンではダイヤモンド工具づくりでファン拡大中。

ワルターエワーグジャパン株式会社

ワルターエワーグジャパン株式会社

今後のマイクロの拡販も要チェックだろう。ショールームで池田社長撮影

 

  •  海外の影響も受けるので、予想はしづらいが、マインドの上ではシュリンクする可能性は否定できない。その一方で、消費税増税による駆け込みも考えられる‐と、2019年を展望するワルターエワーグジャパンの池田社長。
  •  昨年は、ビジョンダイヤやパワーダイヤなど、ダイヤモンド工具製作に関連する機種の反応が特に良かった。
  •  「他社にはない、ラインナップであり、当社の強みが活かせた分野になろう。砥石では対応の難しい用途でアドバンテージがあったと言ってもいいだろうか」。
  •  エワーグ関連ではコンパクトラインが大きく伸長し、レーザー加工機のリピートもある。測定機を含め、ワルター、エワーグ両社の2018年の受注は前年以上と、着実な成果をものにしたほか、ロボット付きも好調に推移したことを付け加えたい。
  •  「特に10月、11月と、まとまったオーダーを頂き、全体に寄与した。2017年にスタートさせた『買い替えキャンペーン』が目に見えて結果を出すようになり、今後とも継続させていきたい。当社にとっても、電気系統部品などの供給面での難しさを一掃できるメリットがある」。
  •  また、JIMTОF後には終了はしたものの、測定機とのセット販売は、受注を促進する大きな企画となったようだ。
  •  自動車、航空機、切削工具、再研磨・・・対応する各層からの需要が高く、特にリピーターからの評価が業績に繋がった。
  •  「だが、当社の納期は平均で10カ月。当然とは言え、短納期要求が高まった年でもあった。生産拠点であるチェコ・クシム工場では、ワルターの殆どの機種及びエワーグの一部モデルを生産しているが、増強したアッセンブリーラインの稼働がスタートし、短納期対応に努めているところだ」。
  •  1月には、6か国の担当者がタイ・バンコクに集い、新製品に関する話し合いも持たれる。
  •  「どこまでの議論になるか、わからないが、今秋にはEMО、来春にはグラインドテックが控えている。さらなる顧客満足度向上に向けた製品・技術の提供に腐心していきたい」。

 

  •  人手不足は、全社を捉えているが、ワルターエワーグジャパンでも、サービス要員の確保に努める。  「現状の体制では、販売台数と稼働台数を考慮すれば満足とはいえない。1月より新しくサービスエンジニアが入社したが、引き続き募集を継続している」。

 

  •  工作機械業界でサービス、アプリケーションの経験を積んだ人は一報を!