タイ市場で超硬金型、ドリル用ブランクで実績積む日本特殊合金。全体では今期受注ベースで2桁増。

日本特殊合金株式会社

日本特殊合金株式会社

来場者の質問に応える中山部長

 

  •  タイメタレックスは、3年前に初出展、新たな需要を発掘する場として、日本特殊合金は、この展示会を活用してきた。
  •  中山製造部長は「名刺交換を通じて、3年前から日系企業ばかりか、ローカル企業への拡販をスタートさせた。差別化的対応の一環であるが、タイ市場では特殊対応の半製品の販売が多い」と言う。
  •  数こそ、多くはないものの、大手企業(500人から600人規模)を中心に、超硬金型、ドリル用ブランクで実績を積み重ねてきている。
  •  「タイメタレックスでは、サイズの問い合わせや、どのような業界で使われているのか、といった質問を受けたりした」そうだ。
  •  現在、日本からの出張ベースで対応しているが「リード溝、段付き、オイルホールといった特殊品仕様への関心が高まってきたように思う。レベルアップを感じる」と中山部長は、今後への期待を膨らませる。
  •  南アジアでは、タイのみならず、近隣のシンガポールやマレーシアの日系企業にも、アプローチをかける。
  •  「このほか、アジアでは、丸鋸やコールドソーといったユーザーからの、サーメットの需要が高い中国に代理店を通じて注力していきたい」。
  •  国内外比率では、国内8割、海外2割。

 

  •  「会社全体では、2017年下期からリピーター中心に高い需要をキープしており、今期は受注ベースで2桁増を達成。課題は製造能力アップに移っている」。