あいば工場再編目指して増設に着手。6月完成へ。日新ダイヤモンド
河辺社長
- 昨年、創業50周年を迎え、社名を日新ダイヤモンドに変更した。
- 河辺清能社長は「お陰様で、前期は、売り上げ、利益ともに過去最高を記録し、創業50周年という節目に花を添えることができた。1人当たりの生産性を上げていくための夜間無人運転やレーザー加工機で製作する工具の優位性などが寄与した結果と見る」と業績アップを分析する。が、営業戦略上の試みも大きく寄与していることは見逃せないだろう。 営業戦略として「25%を新規顧客にする」
- 「25%を新規顧客にする、との方針を貫いている。たとえば、樹脂、カーボン、セラミックといった特定分野に絞って攻めることも考えている」と言う。
- もちろん、ものづくり企業の業績アップには、製造と販売の歯車がうまく噛み合うことが重要になることは言うまでもない。
- 「社長就任以来、利益が確保できるなら、設備投資を事前に考え、手を打っていくという、スタンスを取ってきた。今期についてもすでに前期には設備投資の手を打った。真空炉やロロマティック製のレーザー加工機の導入などを計画している。特にレーザー加工機を活用した工具づくりには、優位性があることは立証済み」。
- また、3月にも「あいば工場」再編めざし増築に着工する。6月の完成を予定している。
- 「成功事例を社内で共有していくことが大切であり、今年はさらに進めていく。たとえば、樹脂分野を攻めるといっても、様々な方法が考えられるからだ」。