タンガロイからヘッド交換式ドリル、ドリルマイスターL/D-12販売

タンガロイは、ヘッド交換式ドリル『ＤｒｉｌｌＭｅｉｓｔｅｒ』（ドリルマイスター）に従来の最大Ｌ／Ｄ＝８ボディのラインナップに加えて、Ｌ／Ｄ＝１２ボディを２０１６年６月６日より全国で発売開始した。

『ＤｒｉｌｌＭｅｉｓｔｅｒ』は、独自の自己拘束型クランプシステムの採用により、簡単で迅速なヘッド交換を可能にしている。工具交換は、ヘッドの付け替えのみとなるため、ツールホルダからのドリルボディの脱着や突出量の調整が不要となる。また、簡単取り付け取り外しにより、必要に応じて機上での交換も可能となる。

深穴加工で抜群の性能発揮

Ｌ／Ｄ１２は、工具径φ１２・０～２２・９㎜に対応し、シャフトや熱交換器の穴加工等の深穴加工で抜群の性能を発揮する。ボディには強ねじれ溝を採用し、さらに溝面に特殊な磨き処理を施すことで、安定した切りくず排出性を実現する。これにより、特に切りくず排出が難しくなる深穴加工時に抜群の切りくず排出性能を示す。

その他、『ＤｒｉｌｌＭｅｉｓｔｅｒ』は、本体部分の変形が少ないクランプ機構により、ヘッドの交換可能回数を大幅に増加、再研削が不要なため、再研削コスト、予備工具の在庫削減等工具管理も容易という特長がある。

主な形番と標準価格は、『ＴＩＤ１２０Ｒ１６‐１２』６４１００円、『ＴＩＤ１７０Ｒ２０‐１２』７１２００円、『ＴＩＤ２２０Ｒ２５‐１２』８４４００円。全アイテム１４形番。