自動化、量産、汎用をテーマに掲げるシギヤ精機。メカトロテックでは新たな対話ソフト披露も。
- 2018年度は、1社からの複数台受注も多かったが、他社同様、昨秋からの受注の落ち込みが今期に入ってからも継続している。
- 「圧延ロールなどのシャフト系に対応するGP-45のような大型機の引き合いは一定しているが、全体的に特に今期に入ってからの4月以降は、受注に陰りが見られるようになってきた。逆に機械の転用、改造案件が増えてきた」と広報担当者は語る。
- だが、製造面では、注残をこなしていくことが至上命題。営業との市況認識の「ギャップ」があるのも、他社同様かもしれない。
- メカトロテックでは「自動車産業のみならず、航空機、医療、発電所絡み、工作機械・・・といった多様な産業が集積している。無人化ニーズ、オールマイティーにこなす機種への関心の高まりを意識し、出展に当たってはロボットの活用、量産加工、汎用機械を念頭に置いた」と言う。
- 出展機種は3機種となる。
- まず、昨年のJIMTОFで初出品した量産向けのCNC円筒研削盤「GMP‐30.30」。
- 「人手不足を考慮して、ファナック製協働ロボットとのコラボレーションで自動化を提案する。ターゲットとなる産業として、自動車、電機関連を狙いたい」。
- シギヤ精機のフラッグシップマシンに位置付けられる高速CNC偏心ピン研削盤「GPEL‐30B.25」も話題を呼びそうだ。
- 「コンプレッサの偏心ピンや減速機のカムの研削を短時間で高精度に仕上げながら高生産性を狙うマシン。さらなる浸透を試みたい」。
- そして汎用機の分野からはマイスターハンドル付きCNC円筒研削盤「GPH‐20・25」が提案される。
- 「手動機感覚で操作できる手送りハンドルが取り付けられ、より簡単操作で、高精度加工が可能となる」。
- 会期中、新しい対話ソフトの紹介も行われる。是非、ブースに足をお運びあれ!