TAタイラードリルにモジュラータイプを追加、ラインナップしたダイジェット工業
TAタイラーモジュラーヘッド
- 7月からスタートしたサマーキャンペーンが順調に推移し、9月初旬で、目標とする500セットをほぼ達成、9月末までにどのくらい上積みできるかに焦点が移ってきた。
- 広報担当者は「対象とした商材は全くの新製品ではないため、更なる伸びを期待している。切削工具全体の動きでは、国内流通のマインドが低下してきており、在庫発注が抑えられているのが現状だ」と言う。
- そんな中で、先端180度フラットの刃先交換式座ぐり加工用ドリル「TAタイラードリル」にモジュラータイプが追加ラインナップされ、9月2日から発売がスタートを切った。
- 「プレス金型や大型構造物のボルト座ぐり穴加工、干渉物を考慮した座面への加工に最適で、オール超硬シャンクアーバ『頑固一徹』との組み合わせで突出しの長い加工にも対応する」とアピールする。
- 特長は以下の通り。
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- ①本体モジュラーヘッドはΦ14ミリ~Φ32ミリまでをラインナップ。工具径Φ20ミリ以下は0・1ミリとび、Φ20ミリ超えは0・5ミリとびのインサートを揃えている。
- ②傾斜面や円筒面など不安定な被削材形状への座ぐり・穴あけ加工や公差穴加工を下穴なしの状態からノンステップで行える。
- ③インサート材種はPVDコーティング材種「JC7550」を採用、独自の内部給油方式でプリハードン鋼やステンレス鋼でも長寿命化を実現している。
- ④有効加工深さは工具径×0・7~1倍まで。