穴をテーマに参戦するツールドインターナショナル。潜在需要の喚起へ
大藪社長
- MECT出展は今回で4度目となるツールドインターナショナル。
- 聞くところによると、今回のテーマは「穴」だと言う。「穴あけと言えば、切削工具の基本でもあり他社においても優れたドリルを展開しているのは認識している。そのような中、弊社としては、穴あけ加工分野に関係した様々な工具を各種展示する。特に、ヘリカル加工による穴あけ工具のNine9社NCヘリックスドリルを始め、イタリア発のIG UTENSILI社(アイジーユーテンシリ)における、穴あけ、面取り、ねじ切りの3工程を1本の工具で行うドリルチャンファースレッドミル、超高速加工対応の高精度リーマーなどを通し、新たな穴あけ方法を提案していきたい。」
- まさしく、創業当初よりツールドインターナショナルが掲げる「Improvement or Innovation(改善か革新か)」を、今回は「穴あけ」分野において提案していくような展示になると言えるだろう。
- 「また、年々取り扱う製品やメーカーが増えてきた中で、それぞれの特長や差別化となる部分をいかにわかりやすく伝えていくかも課題である。穴あけ工具の他にも、エンドミルにおいては、一般加工用と難削材加工用との住み分けをしっかりと意識し、よりお客様のニーズに対し適した提案ができるよう努めていきたい。7leadersの超硬不等分割不等リードエンドミルに加え、難削材加工で性能、寿命共に高い評価をいただいているオランダ・VAN HOORN(バンホーン)社製の難削材用エンドミルも用意している。今回は自動車関係以外に、航空機分野のお客様にもテスト加工を提案していきたい。」
- 「おかげさまで、当社も7月から10期に入った。7月は過去最高の売り上げ数字となったが、その後、前年同月比微減で推移するようになった。市況は未知数だが、当社にとっては、潜在需要さえ掘り起こしていけば、まだまだ、新規顧客発掘のチャンスは相当ある。営業マン教育については、育成の段階から、顧客訪問の頻度を上げていける段階を迎えた」。
- 市況ではなく、シェアップ如何によって、数字が変わってくる。大藪社長は、チャレンジャーの姿勢は崩していない。