ダイジェット会総会を仙台で開催。新製品連打の要望も

ダイジェット工業株式会社

ダイジェット工業株式会社

ダイジェット会総会記念撮影

 

  •  第12回となるダイジェット会総会が10月1日、仙台のホテルで開催され、新会員のトラスコ中山を加え、21社が参加した。
  •  冒頭、衣斐会長があいさつに立ち「景気は先行き不透明な状況が継続しているが、ダイジェットさんは、昨年末、新たに三重で合金工場を完成、稼働され、タングステン、コバルトを使用しないサーメタルの増産に着手。工具関連の営業部門も再編成され、効率化が進むなか、新設備導入とも相俟って、どんどん、新製品を世に送り出して頂きたい」と語った。
  •  引き続き、生悦住ダイジェット工業社長は「EMOショーでも景気が良くないとの声が聞かれたが、目を隣の中国に移すと、建国70周年に期待したいところでもある」と述べたうえで「日本市場はニーズに対し敏感と思う。景気が芳しくない時こそ、設備投資をしっかりと行っている。当社も11億円強の設備投資を図っているところであり、製造原価率も下がってきた。本日(10月1日)、就職内定者を激励してきたが、ベテランから新人への引き継ぎ、世代交代でもがいているのも事実。得意分野に集中し、ご出席の皆様の新製品に対する要望もお願いできればと思っている」と語った。
  •  古林常務からは、切削工具が社内シェアで75%にまでアップしてきた現状に触れながら「第一四半期は、売り上げが7%減の23億1000万円となった。設備投資は(三重合金工場への投資分を除けば)今期も同水準の11億円強計上。新製品の開発とスピーディーな製品化を加速させていきたい。新材種を採用した新工具のリリースも展開していく」と結んだ。
  •  国内営業の立場から福井部長は「ポジティブな営業活動を展開していくため、昨年12月に営業11拠点を7拠点に統合した。金型、自動車、航空機分野をターゲットに、ショルダーエクストリーム、スウィングボールネオ、ハード1ボール、TAタイラーモジュラーヘッドなどの新製品比率30%をさらにアップさせつつ、VA提案のできる人材育成に努めていきたい」との意欲を示すとともに「サマーキャンペーンは、目標の500セットに対し、708セットを達成した。来年1月からのウインターキャンペーンでは今回を上回る目標を設定した」との報告もなされた。

衣斐会長

衣斐会長

 

生悦住社長

生悦住社長

 

古林常務

古林常務

 

福井部長

福井部長