アルミ用微細加工カッター、銅用小径カッター開発中の栄工舎
海外営業担当のスザン・カルキ氏
- さらに高硬度向けのカッターが欲しい‐というニーズが早くも発生していると言う。
- その理由の一端について安部川社長は「新製品である被削材別のカッターのカタログに載せているQRコードを通じて動画を見れるが、これがすこぶる評判が良く、PR効果が高い。今後は会社紹介でも力を入れていきたい」と語る。
- 動画は加工イメージが伴ってくる、その利点が直接、ユーザーを刺激しているということだろう。活かさない手はない。
- アルミ用の微細加工用のカッター、銅用の小径カッターも開発に着手している。
- 「この間の新製品を盛り込み、総合カタログを4月か5月辺りに一新する」そうだ。
- 昨年10月辺りから、国内は減少に転じ始めるなか、最近の海外事情はどうか。
- 海外営業担当のスザン氏は「東南アジア中心だが、ベトナムは高硬度需要が高く、インドネシア、マレーシアはともに自動車産業からの引き合いが多い。インドは、販売ルートを模索している最中だ。今後、台湾の取引商社を訪問し、市場のニーズの把握に努め、提案できる工具の選定に力を割いていく計画」と言う。
- 海外との直接取引は社内シェア6%程度のようだが、販売店の海外輸出を考慮し、最終需要地で捉えれば「10%以上は確実」と見込んでいる。
- 2月、3月、4月と、大阪営業所や新潟工場に新入社員が次々と配属される。
- 「しっかりと研鑽を積んでもらう。3年から5年先の成長が楽しみだ」。