ダイジェット工業からマルチエクストリーム販売スタート。高送り・肩削り加工用刃先交換式カッタ
マルチエクストリーム
- ダイジェット工業は、高送りと肩削りの両加工が可能な「マルチエクストリーム」の販売を開始した。
- 両面6コーナ小型多刃仕様インサートタイプの刃先交換式カッタで、ボアタイプフライスEXM形、エンドミルタイプEXM形、そしてモジュラーヘッドタイプMEX形をラインナップし、シリーズ化した。
- 特長は以下の通り。
- ①本体は軸方向切り込み量(ap)最大2ミリの高能率高送り加工が可能なHFタイプと、平面・立壁・隅加工の肩削り加工が可能なSMタイプの2種類をラインナップ。本体を変え、同一インサートで高送りと肩削りの両加工に対応する。また、SMタイプ本体には、識別用の溝を入れているため、HF、SMタイプ本体の識別も容易。
- ②インサート拘束面はダブテイル構造を採用。インサートねじ1本で強固に固定でき、切削抵抗によるインサートの動きを抑制し、安定した長寿命加工を実現。
- ③インサート材種は耐欠損性と耐摩耗性のバランスに優れた汎用性の高いPVDコーティング材種「JC8050」と難削材・高硬度材加工に適する「JC8118」を採用。一般鋼からプリハードン鋼、鋳鉄、50HRC以下の焼き入れ鋼まで幅広い被削材に対応可能。
- サイズ・価格は、本体:ボアタイプフライスφ50~φ63(計6形番)、モジュラーヘッドタイプφ32~φ42(計4形番)、エンドミルタイプφ32~φ40(計6形番)標準価格27600円~56900円(税抜き)。 インサート形番:WNMU070620ZER‐PM(インサート材種:JC8050、JC8118)標準価格1370円(税抜き)。
- エンドミルタイプは7月発売予定となる。