ツールドインターナショナルが自動盤向けに提案 インサート式工具とコレットとの一体システム-ERgo ダイジェット工業が7月からサマーキャンペーンスタート
大藪社長
- 「顧客の生産計画次第となるが、希望を交えて、6月、7月で底を打ってくれればと思っている。とは言え、実際には秋頃にかけて徐々に、といったところになるでしょうか」と大藪社長も、景況の変化到来をイメージする。同時にツールドインターナショナルにとっても、6月で10期を終え、7月から次の10年に向かって走り出す11期に突入するタイミングとなる。景気浮揚への漠然たる期待ではない。地歩を固めていくための最初の「弾」も、既に込められている。
- 「昨年のEMOショーでNine9がリリースした自動盤用のERgo(エルゴ)を推していきたい。インサート式工具とコレットとの一体型システムで、当社としてはニッチイノベーションを掲げ、7月から拡販に弾みをつけていく。景況の回復とも連動できれば、と年末にかけてのロングランキャンペーンを打ち、徐々に広めていきたい考えだ」。
- 装着・取り外しがとても簡単で、Φ12以上の太径でも短く定尺の工具長を実現。工具交換時間短縮にも寄与する。ミーリング・モミツケ・面取り/裏面取り・刻印・センタリングなど、ニッチで、多彩な刃先バリエーションを展開していく。メールマガジンにおいても同製品の成功事例がアップされ、6月半ばからは、訪問可能となったユーザーへの案内も始まった。
- 「自動盤ニーズから発生する情報収集もしっかりとやっていきたい。ユーザー間でのテスト加工も見据えていきたい」。
ERgoのパンフレット