サカイがリーマンショック以降の減収 後半はさらに厳しさを予想
酒井基和社長
- サカイの現状を把握するため、酒井基和社長を訪問した。
- 「エンドユーザーのニーズを想定した新たなアイテムの発注をメーカー側に依頼、その数も増えてきている」と言う。
- 問屋という立場ながら、毎日のようにワーク図面が送られてくる。サカイならではの特長と指摘する業界人は多いが、切削工具専門と言えども、問屋であり、ワーク図面への対応では誰もが驚嘆する。 社内教育のポイントも加工現場への提案を想定 酒井社長は「時間的な余裕もできてきたので、社内教育では、現場の加工を想定して、どのような提案が可能かに焦点を絞っている」と語る。
- 今期前半の業績は、リーマンショック以来の減収を余儀なくされていると言う。
- 「仕入れメーカーによってバラツキはあるが、発注量は極端には減ってない。今期後半はさらに厳しくなるとの予測のもと、やはり新製品は需要を刺激する重要な『弾』になると考えている」。
- 昨年、移設新築された上田営業所は、供給エリアのニーズに見合った商材の入れ替えがほぼ完了したと言う。
- サカイの社内の工具管理について「全商品の在庫管理システムが構築できた段階。どの営業所にどれだけ在庫があり、何が動いているか。また、今年に入ってHPも刷新した」。