ダイヤ関連工具の売り上げが年々、拡大するフジBC技研
工具販売スタッフの倉本さん
- 上半期が終了し、フジBC技研の伊藤社長、倉本工具販売スタッフを訪ねて、現状を取材した。
- ◆
- 本来、4月に予定されていたインターモールドに合わせて計画していた、ボールエンドミルのキャンペーンが7月から9月にかけて実施された。
- 「新たに金型ユーザーの獲得を目指していたが、結果として、既存の顧客を打ち固めることに繋がった。とは言え、半期を振り替えると、対前年同期で2割ほどダウンを余儀なくされた。現状は当分、続くと見て、腰を据えて皆で知恵を出し合う機会にしたいと思っている」と伊藤社長は語る。
- 11月のオンラインJIMTОFへの参加を機会に、客先訪問の可能性を探るようだが「一方で、WEBのコンテンツ強化を図っていき、コロナの影響による営業のあり方も検討していきたい」との長期的な見方も。
- 工具販売を直接手がける倉本さんは「近畿二府四県中心に、販売代理店との同行PR含め、極力、訪問を追求している。コロナ禍によって、需要は落ちているものの、当社の工具販売の売り上げ推移を見ると、ダイヤ関連工具の伸長が著しい。年々社内売り上げ比率を伸ばしており、底堅いGS、PH両シリーズに肉薄してきている」そうだ。
- 価格、納期の両面でのメリットという「地道なアピール」のほかに「他社にないサイズのラインナップを網羅している」ことの優位性が売り上げを伸ばしてきている要因と倉本さんは指摘する。
- 今後、注力していくエリアとして、関東方面が挙げられた。