芯出し作業やセンサー交換作業等の動画を製作、後半戦はスピード重視 宇都宮製作所
松澤部長とズーム対応してもらった宇都宮社長
- 4月1日付で宇都宮崇寛社長ばかりか、松澤正成名古屋営業所長の営業部長への昇格人事が発令された。そのタイミングでの取材がコロナの影響でとん挫したものの、半期を終え、後半戦に突入するなかで、名古屋営業所訪問が実現。宇都宮社長とは「ズーム」、松澤部長とは「リアル」な取材を行った。
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- 市況はコロナの影響が色濃く反映している。
- 宇都宮社長は「自動車、農機・建機、航空機・・・と総じてどの業界も良くない。工具研削盤の動きでは、エンドユーザーは、計画の履行を意識し、設備導入を進める動きも一部あるが、工具メーカーの動きが鈍い。導入を促す、新たな試みとして、芯出し作業やセンサー交換作業等の動画を製作、今後はHPに紐づけて当社ユーザー向けにアップしていく予定だ。一方で、プログラミング講座の充実も計画しているとの現況と対応を語りつつ「カスタマイズ製品を生み出してきた実績、強みをいかに活かすか。既存ユーザー向けに、機械診断サービスにトライし、スピード感も意識しながら頂戴している案件を具体化させていきたい」と攻めの方針を打ち出している。
- 松澤部長はこれまで中部圏、西日本を担当してきた。
- 「関東方面はご挨拶に伺いたいところだが、コロナの影響でWeb打ち合わせ、商談が当たり前になりつつある。この状況下で訪問できるのは重要な案件、相談事があるからで、今まで特殊仕様に特化したスタイルから得た強い信頼関係の結果。課題解決に向けて積極的に取り組む姿勢を更に打ち出していきたいと考えている」と自社の強みを強調。
- デジタルを駆使した新規顧客発掘も重要なテーマに挙げられる。
- 「工具研削盤とは何か?TGR‐016をベースに刃付け加工の一連の流れをユーチューブの公式サイトにアップした。動画を活用したアピールを充実させていく。又、遠隔でのデモンストレーションを推進させていきたい。コロナもあるが新潟は遠いですよね(笑)」。
- Webの活用にも余念がない。