オイルホール付き4枚刃の新製品「ゼロバリX」中心にアピールするギケン

株式会社ギケン

株式会社ギケン

石川社長

 

  •  グラインディング・テクノロジー展では、「ゼロバリX」と命名された、オイルホール付き4枚刃の新製品を中心に提案、アピールしていく。
  •  オイルホール付きにすることで「切削性能ばかりか、穴の溶着を回避し、特に、鉄、SUS、チタン、ニッケル合金等の被削材での熱の発生やCFRTP、CFRPへの対応を図った」と石川社長は説明しながら「当社の穴あけの基本は、低抵抗で分散させながら薄く切っていくことにある。単に穴を開けるだけなら、色んなドリルがあり、そのための切削条件がある。バリを発生させないことに価値を見出していただけるユーザーにこそ、当社のドリルを試して頂きたい」と訴える。

 

  •  昨年末には、東京や神戸の展示会にも相次いで出展した。
  •  「皆さま、穴あけでは、やはりバリの発生に困っている。また、斜め穴にも対応可能であり、下穴要らず、H7が一発で、とのアピールには『工程短縮にも繋がる』と、驚かれる。バリ取りなし、センタリングなしのメリットも享受して頂ければと思う」。

 

  •  グラインディング・テクノロジー展の会場では「複数のワークサンプルを手に取って、確認いただきつつ、映像も用意しているので、視覚的にもゼロバリを体感いただければと思う。被削材で採用が増えている樹脂系(アクリル)の穴あけにも注目頂ければ。濁りが一切発生しない」。
  •  ゼロバリを世に問うて、10年になり、この間、今回の新製品も入れると、ドリルは10種類(2枚刃5種類、4枚刃5種類)を数えるまでのラインナップとなっている。
  •  「ここ、2、3年で、ようやくリピーターの方が増えてきた。商社やパブリックの展示会出展をはじめ、工具専門の代理店を通じて、拡販に努めてきたが、最近では、ドイツなど海外からもオファーが入るようになってくるなど、確かなニーズを実感している」。
  •  ギケンでは、地元の福井大学とドリルの共同研究が積み重ねられてきており「たとえば、CFRTPの穴あけで、縦方向の力がゼロになる」との検証も行われた。大手アルミメーカーからは、バリの改善で、データが示されている。
  •  「今年は、従来からのドリルに加え、バリの出ないエンドミルにも挑戦、横展開していきたいと思っている。確かなニーズが発生しているからだ」。
  •  バリでお困りなら、是非、ギケンブースにお立ち寄りあれ!

 

工具製作の現場

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