JIMTОFオンラインでは「8割までが新規の来場者」。認知度を上げていく方法を模索中の田野井製作所
田野井社長
- コロナによって前進を見たものは?との質問に、田野井社長は「リモートワークや有休の消化等を含む働き方改革の本格実施を後押ししてくれた側面はある」との回答に続いて「コロナ感染回避で開催されたJIMTОFオンラインでも、当社にとっては、ホームページへの誘いとして効果を発揮し、アクセスを精査すると、8割までが新規の方で占められていた。いかに訴求力を高めていくか。課題であると同時に、チャンスと受け止め前進していきたい」そうだ。
- めねじ締め付け不良をゼロにする「シームレスタップ」、加工後の切り屑残りゼロを実現する「ゼロチップタップ」、そして加工の高速化と工具の耐久性を両立させた「ダブルタフレット」という好評3製品については、特にホームページでの(来場者による)再確認が重要になってくるが「結果的に、コロナ以前からの『種まき』の大切さを噛み締めることになる」。
- とは言え、直接の訪問が難しい現状にあって、認知度を上げていく新たなアプローチ法をどのように見出して行けばいいのだろうか。
- 「ワクチンの接種と、その効果は、予想以上のスピードで、経済回復を後押ししてくれるのではないかと考えている。トライアルが続くだろうが、取り組めなかったことに取り組めるビッグチャンス到来とも捉えたい」。
- 宮城の工場は、老朽化設備の更新ばかりか、レイアウトの変更、スタッフの再教育を通じて、顧客に選んでもらうための「再生」を模索する。
- 「2021年は、いろんな点で、能動的に行動していく時代に突入すると認識している」。