インターモールド東京会場で三井精機の加藤社長にヒアリング「航空機の開発試作需要に着目」 「PJ303X」を微細加工機の「代表的機種に育て上げたい」

三井精機工業株式会社

三井精機工業株式会社

加藤社長

 

  •  インターモールド東京に出展していた三井精機工業ブースに加藤社長を訪ね、国内外需要の見通し等について取材した。

 

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  •  「北米では航空機関連の需要が徐々に高まりを見せるようになってきた。(航空機の生産は)計画的なので、夏にかけて日本でもエンジン、機体ともに生産の活発化を期待している」との認識に立って「脱CO2の流れに沿う、開発試作需要が発生してくると思う。また、当社は、海外需要の5割以上が北米で占めるが、中国、台湾での受注も勢いづいてきた。引き合いから受注までが早い」との、景気の好転について言及する。
  •  今回の出展の「目玉」はプレシジョンセンター「PJ303X」になる。
  •  「微細形状加工分野に向けて、今年から販売をスタートさせた。微細加工の代表的な機種となるよう、精度のみならず、面品位も追求しつつ、育てていきたい。加工技術ばかりか、測定や周辺機器とのコラボレーションも、微細加工では大切になってくることも考慮していきたい」。
  •  コロナ禍のもと、来場者は決して多くはなかったが「リアル展示会」として、出展者、来場者ともに開催できたことは、意義深いと考える。