那波精工がミノ重工をサポート。急ぎのカッターを1日で制作、対応
入山社長(右)と那波社長
岐阜・羽島市で圧延機のロールの軸受やガスタービン、真空チャンバーといった大型部品の加工で定評のあるミノ重工。オーエム製作所や東芝、スコダと言ったメーカーの設備を活用し「実績を見て頂いて、仕事の依頼に繋がる」(入山茂雄社長)実力派企業だ。
「最近、船のプロペラのカバーの加工が舞い込んだ。ワークは曲り、ねじれており、特殊な角度を付けた切削加工をやらなければならないことになった。しかも急ぎだった。いろいろ打診したが、難しいと言われる」と困惑していたとき「近所の那波精工を思い出し、何とか刃物を用意できないか」と打診した。
応対した那波精工の那波社長は、二つ返事で『やる』と即答。
「何とか1日で対応できた」と那波社長。「助かった」と入山社長。 開先カッタの製作を長年、手がけてきた那波精工だが、金属加工の分野でも実績がある。大手ではやりづらい「即納」で、困りごとに対処したと言う事例になろう。
ミノ重工からの急ぎに対応し、那波精工は1日でカッターを製作。ロスタイムなし、との喜びの声が
手がけるものは精度の要求される大物部品ばかりだ