ダイジェット工業の新製品、高硬度材加工用「EZハードドリル」や「ストライクドリル」などの浸透に注力
EZH
- ダイジェット工業は10月11日からEZシリーズの新製品「EZハードドリル」(EZH形)の販売をスタートさせる。メカトロテックでもアピールの中心となる新製品で、高硬度材加工での新たな差別化製品として期待されている。
- 高硬度材の穴あけ加工で長寿命、高精度加工を実現するために開発されたコーティング被膜「DH1」(ダイジェット・ハードコート)を活用しつつ、高硬度材加工の穴あけで優れた性能を発揮するドリル開発を目指した。
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- 特長は以下の通り
- ①高い硬さと靭性を備える微粒子系超硬母材と耐高温酸化性。耐衝撃性および密着性に優れた「DH1」の採用で、70HRCの高硬度材でも安定した穴あけ加工を可能とする。
- ②心厚が一般超硬ドリルの1・6倍以上でドリルの曲げ剛性・ねじれ剛性が高く、穴曲がりや折損を抑制する。
- ③弱ねじれ15°と外周肩部にコーナRを設け、耐チッピング性を向上、高硬度材に適したシンニング形状により、中心部の耐欠損性と切りくず排出性を向上させている。
- 有効加工穴深さは5×Dcで、70HRCまでの穴あけに対応する。
- サイズ:サイズ・・・レギュラータイプφ2~φ16・1(全219形番)、ロングシャンクタイプφ3~φ5(全21形番)、0・02ミリオーバーサイズタイプ(全18形番)
- 価格5470円~18900円(消費税抜き)
- メーカー在庫品は10月11日、特定代理店在庫品は来年1月からの発売を予定している。