グーリングジャパンは、金型、精密分野を攻める年に。GW明けには工具値上げに踏み切る。
TM626の仕様を解説するババツ社長
- 売り上げベースでは、コロナ禍前の2019年レベルに戻ったと言う。
- 「今年はさらに1割~2割アップが狙えるよう、金型産業や半導体をはじめとする精密部品加工分野にも力を入れていきたい」とババツ社長は語る。
- 製品では、R精度にこだわった新しいボールエンドミル、微細向けのマイクロダイバーの市場浸透を念頭に置きつつ「医療機器分野も、今後のターゲットとして、模索している段階」であり、市場開拓には余念がない。
- 切削工具以外では、昨秋開催されたメカトロテック以降、部品管理システム「TMシリーズ」のアピールに努めている。
- 「昨年9月に当社の名古屋工場に小物部品管理に最適なTM626を導入した。扉を開けて、必要とする部品を取り出すと、台帳に人物、時間、取り出した部品、個数データが自動的に記録される、両開きの扉を備えたキャビネット。各棚にはロードセルが設置され、小物部品はもちろん、大物の備品さらに潤滑油などの液体なども管理できる」と言う。
- 一元管理することで無駄を省き、余剰在庫を減らして、出費を抑える事が可能になってくるが「人不足への対応としてもお勧めしたい」。
- 2022年は値上げを実施していく。
- 「5月のゴールデンウィーク明けから改定に踏み切る。5%~の水準となる。諸経費の価格高騰が要因だが、直近ではロシアによるウクライナへの攻撃によって、輸送費がアップしてきている」。