三菱マテリアルDIAEDGE特約店会が近畿・北陸ブロック皮切りにスタート 2022年度の売り上げは2019年度比116%を計画

三菱マテリアル株式会社 加工事業カンパニー

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挨拶する田中加工事業カンパニープレジデント

三菱マテリアル加工事業カンパニーのDIAEGE特約店会が10日、リアルとオンラインという、いわゆるハイブリッド形式で近畿・北陸ブロックを皮切りにスタートを切った。
 冒頭、田中プレジデントは「投資強化によって、成長を継続させ、高収益の維持、向上を図っていくなかで、現在、世界ランク4位と自己判断している現在の位置から、トップ3サプライヤーを目指していく考えだ」と語り「お客様がワクワクする世界№1の性能を持つ工具開発」「リサイクルタングステン比率80%以上の達成」「欠品、納期遅れ改善のための、2021年下期からの生産能力アップ」「2022年度はコロナ禍前の2019年度比116%の売り上げ計画」といった目標を提示した。
 また、金子営業本部長は「特約店会は2019年5月以来、実に3年ぶりのリアル開催。米中摩擦、コロナ禍、ロシアによるウクライナ侵攻など逆風があったが至近の受注は上向いてきている。まさに代理店様、特約店様の活躍のおかげであり、流通網の大切さを改めて痛感している。マーケットイン、選択と集中、キーアカウントの攻略-を基本戦略に据え、供給能力向上への投資を図りながら、十分な在庫の整備へと繋げていきたい」との謝意の言葉とともに営業指針を語った。
 優秀特約店表彰の後で、木田国内営業部長が登壇し「2020年第2クォーターを底に受注が急回復し、欠品が発生する事態が発生したが、現段階では生産が受注を上回るようになってきた」と供給能力向上をアピール。また「産業別の需要動向では、売り上げの半分以上を占める自動車産業の回復をはじめ、建機・農機、半導体、ロボット、減速機・・・と、いずれも生産が右肩上がりで推移している」市況概況に触れながら「代理店様、特約店様、そして当社との三位一体で増販に取り組む一方、ユーザー様への訪問を通じてライン診断による加工改善提案、工作機械購入時のツーリング提案等を展開していく」考えを示した。
 コロナ禍にあっても、加工技術センターでのリモート立ち合いによる加工改善提案が行われ好評だったことは記憶に新しい。
 2022年度の新製品については、小物高精度部品旋削加工用PVDコーティングインサート「MS7025」、難削材旋削加工用インサート「MP90/MT90」、振動切削向け小物部品加工用工具「LFV対応工具」(以上、4月リリース)をはじめ、今後、旋削用インサートやフライスカッタ、ドリル、エンドミルなど多様な新製品をリリースしていく計画だ。
 最後に木田部長からは6月から8月までの「JIMTОFキャンペーン」「サマー製品セール」についての案内がなされた。

優秀な成績を収めた特約店代表には、金子営業本部長から記念の盾が手渡された
優秀な成績を収めた特約店代表には、金子営業本部長から記念の盾が手渡された