ダイジェット工業が7月からミラーボールインサートなど新製品を相次いで投入。

ダイジェット工業株式会社

ダイジェット工業株式会社

ミラーボール用インサート(BNM TS)

ダイジェット工業は7月1日から①ミラーボール用インサート(BNM/TS形)②SKSエクストリーム用快削インサート③DS1コーティングインサート‐の3製品を相次いで市場に投入、インターモールド名古屋で初披露された。
 それぞれの仕様、主な特徴については以下の通り。

 ミラーボール用インサート(BNM/TS)
外径φ6~φ12のサイズ拡張
従来サイズもPVDコート「DH102」に統一
 ①・・・高硬度材加工用インサート(TS形)の外径φ6~φ12インサートをサイズ拡張しラインアップ。好評を得ている外径16~φ30インサートも含め、PVDコート「DH102」に統一して高硬度材の高速加工で高精度かつ高寿命な仕上げ加工を実現していく。
 ㋑刃先強度と切れ味を両立させ、60HRCを超える高硬度材の中仕上げから仕上げ加工で安定した加工が可能
 ㋺強ねじれ刃形による食い付き時の耐衝撃性を向上させつつ、切削抵抗の低減を実現。加工でのビビリを抑制して仕上げ面精度を向上。
 ㋩ボールエンドミル中心切れ刃部の切りくずポケットの形状を改良して切りくず排出性を向上。

SKSエクストリーム用快削インサート(PL形)
既存のPM形と合わせより幅広い市場への拡販へ
 ②・・・インサート両面仕様の高速・高能率加工用カッタ「SKSエクストリーム」(EXSKS形)に快削インサート(PL形)をラインナップ。従来からの高送り汎用インサート(PM形)と合わせ、より幅広い市場への拡販を可能とした。
 ㋑軸方向切り込み量(ap)最大2ミリ。インサートは両面使用可能で6コーナと経済的。
 ㋺インサート厚みを8・66ミリと厚くすることで、高送り汎用インサート(PM形)の113%の断面強度となり、重切削や強断続加工にも対応。
 ㋩直線およびRの複合切れ刃の採用により、立壁隅部の切削抵抗が大きくなる加工部位でも、切削抵抗の変動を抑え、安定した高送り加工が可能。特にap=0・6~1・2ミリのポケット加工などの形状加工に最適。
SKSエクストリーム用快削インサート
SKSエクストリーム用快削インサート

DS1コーティングインサート
難削材加工に最適なコーティング材種
加工精度と工具寿命改善を達成
 ③・・・難削材加工に最適なコーティング材種。難削材に対する工具寿命改善を目的に、被削材との親和性の低い化合物を選定し、高い密着力で耐欠損性と表面平滑性に優れたコーティングの成膜に成功。インサートに適用し、加工精度向上と工具寿命改善を達成。
DS1コーティングインサート
DS1コーティングインサート