CYカーバイドジャパンがJIMTOF以降、インサートチップの販売も
2022年の足取りが堅調に推移している。
嶋松社長によると「4年前の創業当初に描いた数字には達しないものの、今期は折り返しの6月中間決算時点で、すでに前期の売り上げを上回った。コロナ禍で余儀なくされた足踏み状態から着実に脱却しつつあるのが実感できる」と言う。
ジャパン設立から4年目。コロナ禍によるダメージは想定外だろうが、軌道に乗り始めた理由として、関東営業所開設から1年が経過し、新規顧客獲得が奏功していることも大きいだろう。国内の在庫量も充実してきた。
「当社の供給体制としては、エアーで昆山本社から週二回、日本に出荷され、本社に在庫がない場合でも、納期に3週間強もいただければ、対応可能だ。需要は下がるとは思っていない。お声がけを頂ければ幸いだ」。
日本でのブランド力をいかに上げていくか。本社からは当面の売り上げよりも、日本での認知度アップが求められているようだ。
話題性と言う点に触れると、昆山本社では、インサートチップの専門工場が完成し、すでにプロジェクトチームが編成され、販売をスタートさせていることだ。
「インサートチップ販売はグループ初となる。日本語バージョンのカタログを製作し、詳細はJIMTOFでご紹介できるかと思う」。